2016-07-29(Fri)
サラリーマンと空気銃
サラリーマンと空気銃
空気銃を使って、サバイバルゲームをして
いる会社の同僚Hがいた。
そもそも、この同僚Hは子会社から出向し
て来ていたのだが、この子会社の常務が、
サバイバルの倶楽部を主宰していた。
この同僚Hが始めたきっかけが面白い。
常務が、「サバイバルゲームに興味あるか?」
と聞いてきたので、曖昧に返事をしたら、何
日かして、なんの前触れもなく、そして着払い
で空気銃が届いたのである。
普通は、古いのを貸して興味があれば「おいでよ」
みたいに始まるのであろうが・・・。
常務だから、文句も言えず、また断ることもで
きず、その日から「メンバー」になったとの
事だった。
サバイバルゲームとは、野原や山でエアソフトガン
とBB弾を使って、敵味方に分かれてお互いを撃ち合
い、弾に当たったら失格となるものである。
始めたきっかけや空気銃が精巧で高価な話を同僚H
がするものだから、ついつい「見せて下さい」
と言ってしまった。
次の日の朝、自慢げに空気銃を持ってきた同僚Hは、
うんちくを語りだし、やおら空気銃の引き金を、PC
画面めがけて引いたのである。
本人は弾が装填されてないと思っていたのだが、
不運にも1発だけ弾が残っていたのである。
想像通りPCにはクモの巣が張ったような、模様が
入り見るも無残な姿に変わってしまった。
普通は、弾が入っていてもいなくても、PCや人に
向けては撃たないだろうが、なんとこの同僚Hは打
ったのである。
この時の雰囲気と言ったら、同僚Hの落ち込みと
「空気銃見せて下さい」と言ってしまった、私への
犯人を見るような視線、何とも言えないものだった。
数人しかいなかったので、みんなで口裏を合わせ、
PC管理者の女性が出勤するの待って「Hさんが、
誤ってPCを床に落としてしまい、椅子の足の角で
画面が・・・」と説明し、PCのリース会社に連絡
をして貰ったのである。
因みに、このPCはデスクトップ。
普通の管理者ならそれはないだろう?と疑うところ
だが、このPC管理者は、疑う事すらしなかった事
は幸いした。
その時の電話内容は、「もしもし株式会社○○の□□
ですが、御社にリースして頂いているPCのモニター
を落としてしまい、画面が鉄砲で撃ったみたいに、ク
モの巣状にひびが入ってしまったんですが・・・」
知っている人間は、笑いをこらえるのに必死だった。
今でも不思議なのは、なんで天井とか床とかに向けて
銃を撃たなかったんだろうか?
今だになぞである。
空気銃を使って、サバイバルゲームをして
いる会社の同僚Hがいた。
そもそも、この同僚Hは子会社から出向し
て来ていたのだが、この子会社の常務が、
サバイバルの倶楽部を主宰していた。
この同僚Hが始めたきっかけが面白い。
常務が、「サバイバルゲームに興味あるか?」
と聞いてきたので、曖昧に返事をしたら、何
日かして、なんの前触れもなく、そして着払い
で空気銃が届いたのである。
普通は、古いのを貸して興味があれば「おいでよ」
みたいに始まるのであろうが・・・。
常務だから、文句も言えず、また断ることもで
きず、その日から「メンバー」になったとの
事だった。
サバイバルゲームとは、野原や山でエアソフトガン
とBB弾を使って、敵味方に分かれてお互いを撃ち合
い、弾に当たったら失格となるものである。
始めたきっかけや空気銃が精巧で高価な話を同僚H
がするものだから、ついつい「見せて下さい」
と言ってしまった。
次の日の朝、自慢げに空気銃を持ってきた同僚Hは、
うんちくを語りだし、やおら空気銃の引き金を、PC
画面めがけて引いたのである。
本人は弾が装填されてないと思っていたのだが、
不運にも1発だけ弾が残っていたのである。
想像通りPCにはクモの巣が張ったような、模様が
入り見るも無残な姿に変わってしまった。
普通は、弾が入っていてもいなくても、PCや人に
向けては撃たないだろうが、なんとこの同僚Hは打
ったのである。
この時の雰囲気と言ったら、同僚Hの落ち込みと
「空気銃見せて下さい」と言ってしまった、私への
犯人を見るような視線、何とも言えないものだった。
数人しかいなかったので、みんなで口裏を合わせ、
PC管理者の女性が出勤するの待って「Hさんが、
誤ってPCを床に落としてしまい、椅子の足の角で
画面が・・・」と説明し、PCのリース会社に連絡
をして貰ったのである。
因みに、このPCはデスクトップ。
普通の管理者ならそれはないだろう?と疑うところ
だが、このPC管理者は、疑う事すらしなかった事
は幸いした。
その時の電話内容は、「もしもし株式会社○○の□□
ですが、御社にリースして頂いているPCのモニター
を落としてしまい、画面が鉄砲で撃ったみたいに、ク
モの巣状にひびが入ってしまったんですが・・・」
知っている人間は、笑いをこらえるのに必死だった。
今でも不思議なのは、なんで天井とか床とかに向けて
銃を撃たなかったんだろうか?
今だになぞである。