今季２冠、第3回全国高校7人制大会を制したのは東福岡高校

アシックスカップ2016　第3回全国高校7人制大会
において東福岡高校が2年ぶり2回目の優勝を果
たした。

東福岡高校は、春の全国高校選抜大会も制して
おり、今年に入って2つ目の全国タイトル獲得とな
った。

●アシックスカップ2016　
　第3回全国高校7人制大会　

　開催場所：江東区夢の島競技場
　開催期間：7月16日～7月18日(3日間）

■準決勝
　伏見工・京都工学院　29対14　長崎北陽台
　東福岡高校　　　　　　 36対10　札幌山の手

■決勝
　東福岡高校　19対15　伏見工・京都工学院

カップトーナメントのMVPは、今大会6トライを
挙げて決勝でのタックルが光った東福岡高校
の古賀由教が受賞。

優勝おめでとう。

稗田新監督は今回の優勝を踏まえ、花園への
意欲を「あと半年くらいある。ウエイトとフィットネス
を上げて、さらに強くなって、完勝できるチームに
なっていきたい」と力強く語ったようだ。
　　　「ラグビー共和国（RUGBY REPUBLIC）HPより」

稗田新監督(ひえだ　しんかんとく)となっていたので、
藤田監督から、変わったのかと思い調べたがそんな
事実はなく、察するに、稗田新監督は、稗田新（あらた）
セブンズ監督で高校の監督は今まで通り、藤田監督で
あると考えられる。

なまえが「あらた（新）」なので、とても紛らわし表現とな
っている。

そもそも藤田監督が、数年前に同級生である稗田コーチ
を佐賀県の高校から引き抜き、東福岡高校のコーチにし
たのである。

稗田コーチは、鞘ヶ谷ラグビースクールから小倉高校を
経て、筑波大学に進学したエリートである。

卒業後は、佐賀県の高校でラグビーの指導をし乍ら、自
らの出身母体である、鞘ヶ谷ラグビースクールの指導を、
お父様と一緒にされていた。

そこに、藤田監督が目をつけ、引き抜いたのである。

稗田コーチは、東福岡高校赴任当初、特進クラスに所属
しているラグビー部員で優秀な子が、放課後の補習授業
等で、練習に遅れて参加しなければならず、それが嫌で
泣く泣く普通のクラスに落として迄、みんなと同じ時間に練
習に出てきていた子を見てこれではいけないと、遅れて来
る事を容認する雰囲気づくりや環境づくりから始め、ラグ
ビーだけではだめだから、勉強もする様にと、学校の定期
試験の１週間前から放課後部員を部屋に集め、勉強を教
えてい
たのである。

放課後の自主勉強は、稗田コーチが来る前からやっては
いたが、コーチが赴任してからは、コーチがつきっきりで教
えていたようだ。

勉強だけでなく、大所帯の部員の技術やプレー指導に
とどまらず、メンタル面でのサポートも強化したのも、この
チームを強くした原動力になっている。

2軍以下の子をどう指導していくか、メンバー25人をどう
下支えするか、色々試行錯誤の上、実践している。

父兄からの信頼も厚く、頼もしいコーチである。

このコーチが居る限り、東福岡高校は強豪校であり続
ける事だろう。

個人的には、稗田新監督(ひえだ　しんかんとく)の文
字に、心が躍った事は云うまでもない。

個人的には、北九州出身であるので、地元北九州の
高校の指導者で戻って来て欲しいのだが・・。