アイデアの強制発想術 №4

次のステップとして考えるのは、募集企業で
すが、基本的に募集とは書いていても、サン
プル等の模型がないと、相手にしてくれない
のが、常です。

理由は、サンプルの作成には、時間とお金が
掛かりますし、もっと言うなら実用新案の調
査も弁理士等を使う場合お金が掛かります。

企業としては、実用新案の登録済みで、サン
プル等の模型があることがベストなのです。

表面上は、こんなこと募集企業はおくびにも
出しませんが・・。

それでも、文房具のアイデア募集では、
KOKUYOさんのデザインアワードでグランプリ
2,000千円、サンスターさんは文房具アイデア
コンテスト・グランプリ1,000千円の賞金を出
しています。

手帳の高橋さんも、20年間手帳大賞の募集を
してますし、ここ数年は商品企画の募集もし
てます。因みに、最優秀企画賞は500千円です。

東大阪商工会議所は、モノづくりの街ですから
加盟企業に対して、新製品開発サポート事業と
して、アイデアの商品化を望んでいる発案者と、
新たな商品開発の為に、積極的に社外のアイデ
アを活用したいと考える企業との出会いの場を
提供しています。

東大阪商工会議所は、実用新案登録していると
か、見本があるとか関係なく、指定の用紙で提
案し、提案が受け入れられば、企業を20社位集
めて、提案の場を半年に1度程度の頻度で設け
てくれています。

基本１提案に5分。もし商品化したい企業があ
れば、ここからその企業と交渉開始です。

因みに、私は10件位採用されましたが、商品化
はまだかなっていません。

ここのいいところは、加盟企業に対して、商品
化したいとなってもどこかの会社がすでに実用
新案の登録がなされていたりしないように、あ
らかじめ調査してくれることです。

色々な企業があるので、自分の得意なジャンル
で勝負してみてはいかがでしょうか。

それでも、これだけは気を付けて頂きたいのは、
特許貧乏（実用新案は取れたが、商品化の目途
がなく、登録費用だけが掛かった）や見本を大
枚はたいて作ったとかにならないように、くれ
ぐれもならないようにしましょう。

№4以降は、実際に提案したものを掲載予定です。