アンバサダーホテルの結婚式 余談⑦

結婚披露宴が始まり、着席するとテーブル
の上にメッセージカードが置かれていた。

隣の女房殿の席にも、その隣の席にも。

中を開くと、直筆のメッセージ。

私宛


女房殿宛



夫婦ともども、良く泣くので何にもない事
なのに涙があふれた。

式から一週間後の29日晩に、私ども夫婦と
娘で新郎新婦のメッセージビデオを見る事
にした。

結婚式の時に流すはずだったものであろう、
ストーリーになっていた。

恥ずかしかったのだろう、式が終わってみん
なに配ったものである。

福山雅治の「家族になろうよ」のBGMに乗り、
新郎新婦の生い立ちから始まり、2人が付き
合い出して、結婚するまで、そして、ウエ
ディングドレスを着た新婦とタキシードを
着た新郎の記念写真で終わっていた。

なんちゃないのに、ビデオを見て夫婦で
泣いていたが、娘はしらっと二人を良く泣
くねって感じで見ていた。

そう言えば、写真の前撮りを、新婦のふるさ
と広島でしたのだが、ちゃんと写真館がプロ
デュースして一日がかりで撮っていた写真に
は、当日見学に行っていた女房殿がちゃっか
り映っていた。

この写真もビデオに収まっていた。

こういうところは、女房殿の貪欲さを感じざ
るを得ないが、言葉を換えれば、母親なんだ
なぁとも受け止められる。

何はともあれ、無事すんでよかった。

みなさんに感謝である。