子供に残したい言葉 4

勝ちに不思議の勝ちあり　負けに
不思議の負けなし
(平戸藩の９代藩主、松浦静山)

勝ちは「たまたま運が良かった」
というのも、もしかすると運が呼
び込める様な努力をしていたのか
もしれないし、気が付かない内に
徳を積んでいたのかもしれない。

そう考えるのであれば、運の善し
悪しは、日々の過ごし方如何によ
るのだろう。

一方、負けを「運が悪かった」と片
づけるのではなく、失敗には必ず
原因があるのだから、それを突き
とめて次に生かす事が重要である。

ちょっとした手抜きが勝敗を分け
る事がよくある。

先手を打った準備や努力により、
危機を察知する直感力は冴えてく
る。

勝ちもただ勝てばいいのではなく
勝ち方が問題である。

この歳になると負けることが多い
からかもしれないが、負けるほう
が学ぶことが多いから価値が高い
気もしている。